ゲートから先に広がる異世界!今回は、まるで他の惑星にでも迷い込んだかのような、阿蘇山公園有料道路をご紹介します。
いつだって通れるわけではない、レア度が高い道路ですよ。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 阿蘇のツーリングスポットを知りたい。
- 阿蘇山公園有料道路および火口に行ってみたいけどよく知らない。
この記事を見ると、ライダーから見た阿蘇山公園有料道路および火口の魅力を知ることができます。
それでは、どうぞ!
阿蘇山公園有料道路とは
阿蘇パノラマラインの終点である阿蘇山上広場から山頂の火口展望台へ続いている山岳道路。自然公園法および「阿蘇山公園道路の設置及び使用料徴収条例」に基づく公園道路として阿蘇市が管理しています。全長約1.2kmで、火口展望台が行き止まりで往復して戻ってきます。
入り口にはゲートがあり、火山活動によっては一部規制や立入禁止となります。
基本的には噴火警戒レベル1以下でなければ通れないと考えてください
阿蘇中岳火口の見学自体に、料金は発生しません。
火口までの有料道路「阿蘇山公園有料道路」を自動車で通行する場合、下記の使用料が発生します。
区分 | 料金 |
自転車 | 無料 |
二輪車 | 200円 |
軽自動車 | 600円 |
普通車 | 800円 |
マイクロバス | 2,500円 |
中型バス | 3,000円 |
ゲートより先にトイレはありません。お手洗いは、直前の山上広場で済ませて進むことをおすすめします。
ツーリングスポットとしての阿蘇山公園有料道路
植物の姿のない荒れた大地を突っ切る道路は、まるで異世界のよう!ゲートより先は、さらにガス臭を強く感じ、火口が近いことを実感させられます。ここでしか味わえない景色は、是非バイクで走り抜けて欲しいです。
ここを有料道路だからと予定から外してはもったいない。阿蘇の雄大な景色を作り出したルーツはここにあります。そんな道路が、たった200円で通過できるんです。行くっきゃないでしょう!
通れたあなたはラッキー!
もちろん事前に情報収集しておけば、当日に通れるかはわかります。しかし「次来た時でいいか」は、火山活動次第では “立入禁止” になっていることも。行けるときにいことをおすすめします。
周辺のおすすめ立ち寄りスポット
有料道路の先はもちろん、周辺のおすすめスポットをご紹介します。
砂千里ヶ浜
中岳火口の南側に位置するこの※火山荒原は、一見砂漠のような砂礫地で “砂千里ヶ浜” と呼ばれています。
※火山荒原:火山灰の堆積や火山ガスの影響で、限られた種類の植物のみがまばらに生育する荒れ地状の土地
ここは火星!?
見渡す限りの砂地と荒れた山。世界の終末のような、異次元の景色が広がります。
火山の脅威を示すものとは思いますが、それよりも自然が創り出す美しさを感じますね!
※火山活動により規制の可能性あり
火口展望所
世界的にも珍しい、活火山の火口を間近で見ることができるスポット。運が良ければエメラルドグリーンの湯だまりが見れるかも!?
有料道路の終点は広い駐車場になっており、二輪用スペースも設けてあります。ここから火口までは徒歩5分程度です。
駐車場の先には噴石シェルターが設置されています。日本には、現在(2023年4月)50の常時観測火山がありますが、シェルターが設置されている火山は多くはありません。阿蘇中岳が活火山であること、そして噴火の恐ろしさを窺わせる建造物ですね。
火山ガスにより影響を受ける基礎疾患(喘息、その他気管支疾患、心臓疾患等)をお持ちの方は、立入禁止です。
※火山活動により規制の可能性あり
阿蘇山噴煙展望公園
有料道路のゲートの直前、阿蘇山上広場に隣接する阿蘇山噴煙展望公園。噴火警戒レベルが2以下のとき、有料道路から先が規制されていてもここまでは立ち入り可能です。
流石に火口が近いこともあり、噴煙はもちろん十分荒れた土地の様子を確認できます。ここまではアクセスよく、また無料で来れますので、時間に余裕のない方はここで引き返してもいいかもしれませんね。
草千里ヶ浜
大草原と雨水が溜まってできたと言われる池、噴煙をあげる中岳といった、大自然を満喫できるスポット。阿蘇の代表的な観光地のひとつです。草原には立ち入ることができ、乗馬体験で草原を一周することもできます。
少し上った展望所駐車場は無料ですが、すぐ隣のビジターセンター駐車場は有料(二輪車100円)ですのでコインのご準備を。せっかく阿蘇に来て草千里を見て帰らないのはもったいないですよ!
おすすめグルメ
レストラン藤屋
阿蘇と言えば “くまもとあか牛“!
阿蘇山公園有料道路からは少し離れますが、やまなみハイウェイ終点の県道11号に接続する交差点にある名店。昭和の雰囲気も残る洋食屋さんでは、こだわりのあか牛料理をいただけます。
おすすめはハンバーグ!
溢れる肉汁、お肉の旨み、洋食屋さんって感じのデミグラスソース。この食の癒しを上手に表現できないのが悔しいですね。あか牛を使ったジューシーなハンバーグがお手頃価格で楽しめます!
こういうハンバーグ横の目玉焼き、好き。
まとめ
今回の記事では、ツーリングスポットとしての阿蘇山公園有料道路をご紹介しました。こんな現実離れした景色の真っ只中を走ることができる道は、日本でも阿蘇くらいですよ!火山活動が落ち着いている時には、迷わずGO!
また、より熊本を楽しんでもらうべく、別の熊本県内のスポットやコースの紹介もしています!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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