ライダーの聖地 “阿蘇”!何度走りに行っても毎回圧倒的な景色で迎えてくれる阿蘇は、その魅力で1年を通してライダーを惹きつけます。
ただし、一口に「阿蘇」と言っても阿蘇は広く、自動二輪免許を取ったばかりの方や県外在住のライダーさん、「阿蘇にツーリングに行きたいけど、どこに行ったらいいんだろう?」 「せっかく阿蘇まで行くんだし、外したくない!」と思ってはいませんか?
そんな阿蘇を楽しみたいライダーさんに、押さえておきたい王道ツーリングコースをご紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 阿蘇ツーリングの王道を知りたい。
- せっかく行くなら阿蘇を堪能したい。
この記事を見ると、阿蘇の王道のツーリングコースがわかり、魅力を存分に味わうことができます。もちろんおすすめグルメもご紹介しています。
コース上のスポットは、それぞれリンク先でも詳しく紹介していますので、もしよければ見てみてくださいね。なお、今回は九州自動車道 熊本ICからの出発を想定したコースとなります。
それでは、どうぞ!
おすすめコースの紹介
早速コースを紹介していきます!
熊本IC → 米塚 → (阿蘇パノラマライン) → 草千里ヶ浜 → (やまなみハイウェイ) → 瀬の本レストハウス → 長者原 → 大観峰 → (ミルクロード) → 熊本IC
約160km全て下道で、休憩や昼食、愛車撮影を行いつつ、阿蘇らしい景色をゆっくり1日かけて欲張って堪能するコースです。
ここから先は、それぞれのスポットを紹介します。
米塚
阿蘇の道に急に現れる可愛い丘である米塚は、高さ80mのれっきとした火山です。噴火の名残で頂上は窪んでいます。
円錐状で均整のとれた美しい形を目当てに、1年を通して多くのカメラマンが米塚を訪れます。このキュートな山が、あなたの愛車を引き立てますよ!
ツーリング中の休憩スポットとしては、少し下ったところにある米塚下園地がおすすめです。広い駐車場とトイレがありますが、自動販売機はありません。
阿蘇パノラマライン
阿蘇のシンボルである中岳へ続く阿蘇パノラマライン。その名の通り、阿蘇の景色をパノラマのように見つつ気持ちよく走ることができる道です。
沿線には米塚や後述の草千里ヶ浜、阿蘇中岳もあり、飽きることのない絶景ロードです。
「阿蘇ってとりあえずどこ走ればいいの?」と聞かれれば、迷わず阿蘇パノラマラインをおすすめします!どこを走っても気持ちいい阿蘇パノラマラインは、1回だけじゃ物足りないかも?
草千里ヶ浜
大草原と雨水が溜まってできたと言われる池、噴煙をあげる中岳といった、大自然を満喫できるスポット。阿蘇の代表的な観光地のひとつです。草原には立ち入ることができ、乗馬体験で草原を一周することもできます。
せっかく阿蘇に来て草千里を見て帰らないのはもったいないですよ!
少し上った展望所駐車場は無料ですが、すぐ隣のビジターセンター駐車場は有料(二輪車100円)ですのでコインのご準備を。
もちろんこの先の山上および山上までの道路もおすすめですので、時間に余裕があれば是非足を伸ばしてください!
やまなみハイウェイ
大分県湯布院の近くまで続く日本百名道に選ばれたやまなみハイウェイ。日本でも有数のツーリングロードですね。
熊本県の阿蘇と大分県の湯布院を繋ぐ約60kmの道路で、元々は”別府阿蘇道路” と呼ばれる有料道路でした。30年間の徴収期間を終え、1994年に無料化され県道となりました。
ワインディングにストレートに、変化に富んだ工程だけでなく、雄大なくじゅう連山を見ながら走れるこの道路。
走る分だけ元気エネルギーが充電されていくのを感じるはずです。道中の立ち寄り湯や観光牧場を組み合わせると、より充実した旅になりますよ。
瀬の本レストハウス
やまなみハイウェイ沿いで最も大きいドライブインで、ガソリンスタンド、売店、オートキャンプ場があります。多くのライダーが休憩に訪れ、休日だと溢れんばかりのバイク&ライダーと出会えます。
広い敷地では頻繁にミーティングやイベントが開かれ、ある種聖地化されている感があります。
長者原
この景色は見たことある方も多いのではないでしょうか。目の前の山に向かって一直線に伸びる道。ベタですが、ここに来るとこの看板の前で愛車との撮影をせずにはいられない。その気持ちがわかると思います。
車でドライブの方もよく停車していますので、シーズン時は看板前では撮影待ちの列ができることも。
Googleマップで検索しても出てこなくなっています。上記の地図を参考に目指してください。
今回はここで引き返しますが、”やまなみハイウェイ” はまだまだ続きますよ。
大観峰
阿蘇五岳や阿蘇市街、水田のパッチワーク、九重連山を一望!360度大パノラマの、阿蘇でも有数の観光スポットです。何回行っても『やっぱ大観峰ってすごい!阿蘇ってすごい!』と感動してしまいます。
私がイメージする “阿蘇” がそこにはあります。
休日には駐輪できない程多くの方が集まります。秋から冬にかけては、運がよければ雲海が見れることも!
ミルクロード
最後に持ってきてしまいましたが、最もおすすめと言っても過言ではない絶景ロード!特に大観峰周辺のミルクロードは、世界でも最大級のカルデラ風景を眼下に走ることができ、爽快そのものです。気持ちいいワインディングも続き、満足すること間違いなし!
尾根伝いのミルクロードは、軽快なコーナーと緩やかなアップダウンがあり、道自体も楽しく初心者にもおすすめ。ただし、アクセス区間はワインディングが多く、逆にスポーツライディングも楽しめるようになっています。
この風車の風景が、個人的に大好きな風景!
阿蘇から熊本方面の本当に最後頃に、風力発電の風車群が見える区間があります。実はこの風景が大好きで毎回感動しています。是非味わってみてください。
おすすめグルメ
ツーリングで欠かせないもののひとつが地元グルメ!もちろんおすすめグルメは数多くありますが、今回はコース近くのものに絞ってご紹介します。
特に遠方へのツーリングの時はこだわりたいですよね!
あか牛丼:いまきん食堂
阿蘇と言えば “くまもとあか牛” 、そしてあか牛丼!
阿蘇内牧温泉街にある大衆食堂のいまきん食堂は、阿蘇グルメの中でも超がつく有名店です。創業100年を超える老舗で、あか牛丼を考案したお店なんだとか。休日ではオープン直後以降は2〜3時間待ちを覚悟しなければならないほど、常に大行列の人気店です。
あか牛らしい赤身の多いお肉は、肉肉しい味。甘辛いソースと温泉卵を絡めたご飯も一緒にお口に運べば、幸福感が突き抜けます!お肉たっぷりでボリュームはありますが、あっさりした味付けで女性でも最後までペロリといけちゃいますよ。
絶対行列できているので、予定時間通りに行動したい方は必ずオープン前後には到着を!
休日ではオープン前でも行列となっていることも、、、
駐車場はいくつかありますが、トイレ案内の紙に載っている明行寺前が確実と思います。砂利なので注意。
豊後牛焼肉丼:農家レストラン べべんこ
大分県のブランド牛 “豊後牛” をリーズナブルに味わえるのが、長者原の看板から大分方面に10分弱程進んだところにある農家レストラン べべんこ。
どのメニューも人気ですが、特におすすめは豊後牛焼肉丼。絶妙な焼き加減でとろけるような柔らかさ!シンプルな味付けだからこそ堪能できる豊後牛本来の美味しさ!存分にお楽しみください。
駐車場は広く開けているため、食事後には休憩がてら景色もお楽しみください。
ジャージー牛乳ソフト:阿蘇大観峰茶店
地元阿蘇産のジャージー牛乳を使用した “ジャージー牛乳ソフト” が味わえるのは、展望台への道の入り口にある阿蘇大観峰茶店。濃厚なのに後口さっぱり!雄大な景色を満喫しながら是非召し上がってみてください。
オプション立ち寄りスポット
時間があればプランに加えてもらいたいスポットもご紹介します!
道の駅 大津 & オートバイ神社
“阿蘇の玄関口” 大津町にある道の駅。2022年にオートバイ神社が設置され、さらにライダーのランドマーク的存在になりました。宙に浮かぶCB1300SFの姿を見に寄り道してみては?
新阿蘇大橋
熊本地震で崩壊した阿蘇大橋からの復活!崩落した旧阿蘇大橋の橋桁を見ることができるスポットもあり、通り過ぎるだけでなく是非観光してみてください。
ONE PIECE 熊本復興プロジェクト
熊本県内には漫画『ONE PIECE』麦わらの一味像が設置されていますが、今回のコースの近くには、ゾロ、ロビン、ウソップがいます。
阿蘇山公園有料道路 & 阿蘇中岳
前述の通り、草千里ヶ浜からちょっと足を伸ばすだけで行くことができます。有料道路から先の、一変する景色も体感してもらいたいですね。
まとめ
今回の記事では、阿蘇ツーリングコース / 王道編をご紹介しました。阿蘇に来たことがないライダーさんも、このコースでツーリングすると阿蘇の魅力をたっぷり堪能してもらえるのではないかと思います!
阿蘇は水曜定休のお食事処が多いので、水曜日を外して予定を組むことをおすすめしますよ。
また、より熊本を楽しんでもらうべく、別の熊本県内のスポットやコースの紹介もしています!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント